全共闘世代にはおなじみというかカリズマだった彼女ももういくつになったんでしょうか？
６０歳近い、もしくはそれ以上だと思うのですが、私にとっても彼女はかけがえのないワンアンドオンリーな
歌手です。
いまだＣＤで再発されていない「WHERE ARE YOU NOW,MY SON」というアルバムを持っていますが
Ｂサイドは彼女達がベトナム戦争中に解放区へ入り、命からがら戦闘実況を塩化ビニールに記憶させた
ものです。米軍からの攻撃音が生々しく録音されています。戦争というものがもつ恐ろしさ、野蛮さ、
そして哀しみがジョアンの美しくせつない楽曲とともに聴くものの魂をゆさぶります。
これがなぜＣＤで再発されないのでしょうか？
ジョアン・バエズのＣＤはこれをのぞきすべて再発されている筈なんですが、これのみ駄目なようです。
同時テロの時に政府のプロパガンダとしてはふさわしくないと放送禁止を受けた「イマジン」、
問題が生じたときにすぐ口封じをする当局、これらに対しまだジョアン・バエズは闘っています。
彼女の歌にもう一度耳を傾けましょう。
人間としての神への祈り、人間の尊厳を奪うものと闘うこと、情報をただ信じるのではなく自分で再考すること。
これがいかに大切か彼女は歌を通して我々に語りかけています。
わたしはジョアンを聴くととても救われます。
そしてその力強さを尊敬します。
あなたも是非聴いてみませんか？
↓がジョアンのＨＰです。
The Joan Baez Web Pages
試聴は↓へ
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